『ダ・ヴィンチ・コード/ダン・ブラウン』

ようやく読み終えたので、感想を。

ダ・ヴィンチ・コード(下)
ダン・ブラウン 越前 敏弥 / 角川書店
 
 



 
「読み出すと止まらない」という評判をあちらこちらで聞きましたが、私は実際にはそうでもなかった。
早い段階で、先が気になる書き方をされている事に気づいてしまったからかもしれない。
「これからどうなるの!?」と気になるところで、シーンを変えてしまう手法ですね。

まったく異なる場所で展開される登場人物たちの行動。
それがすべてキリスト教のとある伝説から始まっている。
誰がどこで誰と繋がっているのか、誰が味方で敵なのか。
 
謎を解くカギは誰でも知っている絵画だったり建造物だったり。
 
(上)では「実はこの絵には、こういう意味が含まれているんだよ」という文章が多く、文庫の巻頭に写真が掲載されていることもあって、とても興味深く読めたんです。
「おお、そうなんだ!(@@」って驚いたこともたくさん。
(中)は主人公ラングドンと、ヒロイン・ソフィーの関係も少し気になったりして、スリル満点。
小道具が上手く使われていて、謎解きがとても楽しいので一気に読める。

(下)はそのすべてが一つに繋がる謎解きの書。
でも少し展開が早い気がしました。 言い換えるなら、大雑把。
(上)がかなり丁寧に一つ一つの場面・行動に関して描写していたのに比べると、(下)は少し息切れしてる感じが否めないんですよね・・・。

ラストも真実にたどり着いた!ってところで(略。あぁ勿体無いっ!!!!
最後だからこそ、始まりの頃の密度できっちりと書き上げてほしかったと思います。
大騒ぎで事件が起こった場所から脱出して、フランスからイギリスと舞台を変えて、人も何人か死んでいるのにも関わらず、主人公は「最終的な謎」が眠る場所に到達しただけで物語りは終わっている。

そりゃないでしょーーーーーーーっっっ!!!

読み物としては面白かった。だからこそ、このラストは悔やまれます。
映画は小説よりもワケわかんないらしいので、観るのはやめようと思いました。
[PR]

  by riku-hien | 2006-07-16 23:16

<< 存在も忘れてました。 沖縄に行きたい >>

SEM SKIN - DESIGN by SEM EXE